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医師転職サイトドクターズアヴェニューHOME > エッセイ > 〜寂しい呟き〜
2008年02月15日
「人」と言う字の成り立ちを、小学校で習った。「持ちつ凭れつ」人は決して一人では生きては行けない。だからみんな仲良くしようね・・・多分先生はこうおっしゃった。
仲良くは兎も角として、人として生きていく以上忘れてはならないのがこの「持ちつ凭れつ」だと信じて、私はこの40数年間生き、子ども達にもそう教えてきました。
人の世話になることの多い幼少期には、そんな言葉が耳に残る間もなく成長して行き、そして本当に世話をかけ始める思春期には、まるで自分ひとりで大きくなったような傲慢さで鎧を作り、人を傷つけたり傷ついたり。でも悲しいかな、それも人として成長していく過程では必要不可欠だと思うのです。
親の中には「持ちつ凭れつ」を知らなかったり、聞いてはいたかもしれないけれど自分の子どもに教えることをしなかった人も多いのではないでしょうか。今これを目にしている貴方はどうでしょう、いつも心の中にこの言葉がありますか・・・
出来れば人に迷惑をかけたくない、その分自分も係わり合いになりたくない、そう思っている人、いませんか。わかりません、教えてくださいと言えずに、雁字搦めになっている人、きっといますね。
自分ひとりっきりで出来ることなんて、たかが知れているんです。だって人は生まれるときでさえ一人じゃ無理なんですから。
どこかに行ってしまえばすぐそこに、自分の安心できる場所がきっとある、そう思いたい気持ちは分かります。子どもが友達との間にトラブルが生じ、不登校になりかけた状況がまさしくそれです。そんな時、親はなんて言ってあけるのでしょう?「そうだね、よそに行ったらきっと楽になれるよ」そう言うのですか?
声を聴いて泣かせてやって、支えになって背中を押して・・・時間を掛けて前を向けるように手伝ってやらなければならないのではありませんか?
なのに、親自らが楽なほうに逃げる姿を見せてしまっている悲しい現実がそこかしこに転がっています。
自分の弱さを知って初めて強さが生まれる、そう思いませんか。
去っていった数々の人たち、あと一歩踏ん張って、そして頼って欲しかったと思う今日この頃・・・
悔しくて哀しくて、どうしようもないおばさんの呟き・・・