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2008年06月16日
私が子どものころは、(都会ではないほうです)外国の方を見かけるといえば、ホームステイしている人か、外国船の寄航した時くらいでした。 この大阪に住むようになったころも、ここまでは外国人をこんな郊外で見かけることなんて、滅多になかった。 しかし、同じクラスのお父さんが海外の方、1学年に1軒は外国人のハーフか、外国の方たち、一昨年前からは中国、南米の方を出勤時間によく見受けられるように・・・、という変化の遂げよう。
日本に住む外国の方々は208万4919人で、日本総人口の1.63%になった。(平成18年末法務省統計)
東京は約364,712人、大阪は212,528人、愛知は208,514人、神奈川、埼玉、兵庫と続く。 その資格構成は永住者40.2%、定住者12.9%、結婚による居住者は12.5%。 結構な人数の外国の方たちが日本に住んでいる。 きっと多少なり日本に良い所を見出して、根をおろしてくれているのだろうが、その皆さんたちはこの国に、住んでいる環境に満足しているのだろうか。
先々週突然に息子の通う英語教室の講師が退職し、帰国した。 理由は在日していると就職活動がはかどらない、数少ないチャンスをも生かせないので、帰国して活動するというものだった。 その教室は子どもと先生の関係がよいこともあり、あと1年ほど彼女にじっくりと教えてもらおうと考えていた為、非常に残念だった。
彼女は非常に熱心な教育者であった。 ユーモアもあり、今のアメリカの生活文化や一番興味を引くTV・音楽の話も話してくれていた。 人をひきつける能力が備わっていて、飽きやすいうちの子でも長く続けられたのは彼女のお陰かも知れない。 その教室に通っている8年間だけでももう既に5回外国人講師の変更があったので、いつかは別れが訪れると頭のどこかにあったから、外国の方が元々母国に帰るのは当たり前の事、と割り切って受け入れるしかない。
今までの5人の中で3人は既に帰国している。 以前会話の中で、住みにくさと生活のレベルの違いをよく話していた。 初めて住むところだから、住みにくいのは当たり前だろうと、その時は単純に思っていた。
外国人が行う届けの難しさ、物価が全て高い、住居が狭く庭がない、外国人への対応が遅れている・・・など、もっと色々あるのではないだろうか。 4人目の講師は在日中に日本人と結婚し、子どもももうけたが、やはり自分の思うような生活が営めないことと、住環境が悪すぎるから、帰国したいと帰っていった。 この日本では芝生の匂いのする広い庭、走り回れるほどのゆったりとした家は、かなりの収入がないと手に入れられない。
そうかもしれない。 別に富を追い求めるつもりもないし、慎ましい生活を強いて何かを成し遂げようとしているわけでもない、この私でも、時々言いようのない暮らしにくさを感じるようになってきたから。
贅沢な日本人の悩みなのかもしれないが、日本人だけではもう産業を、農業をも賄っていける時代ではなくなってきているのはたしかである。 慢性的に不足している医療従事者を補おうと、フィリピンの医療関係者たちを向かえ研修させて従事させる、そういうことまで他国の方たちに期待する時代になっている。
欧米は古くから移住者を受け入れる体制が整っていると聞いている。 多少の差があるにせよ、住みやすい、住みたい国にしていかなければ、ならないと思う。
働いてその対価を生活の糧にして人間は暮らしていく。 その営みに多少なり歪みが生じると、自国民も外国の方たちも出て行ってしまうのではないだろうか。