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あなたに捧げる

2008年05月15日

あなたと会えなくなって、もう4ヶ月が経ちました。 でも、まだ悲しみが
癒えないでいます。 どこかにまだ隠れて出てきてくれるような、見えない
姿でまだ近くに座っているような気がしています。 
幸い私には他に気を逸らしてくれる仕事や生活の色々があるから、その時に
はだいたい忘れる事が出来ました。
だから、悲しくても暮らしていけるのかもしれません。 
 精一杯最後まであなたは生きていく力を見せてくれました。 発作を起こ
した時も、懸命に立ち上がろうとし、私たち家族が呼びかけていたら、ゆっ
くりとまばたきして応えてくれました。 入院して鼻を押し当てて甘えてく
れましたし、立ち上がろうとしていたので、少し持ち直してくれそうかな
と、期待していました。 容態が思ったよりも悪く、手術して、それでも
手の施しようがなく、でも手術後麻酔が覚めると立ち上がろうと、必死に
早くに気付いて上げられなかった事を詫びていたら、ゲージ越しに差し出し
た手を、そっとそっと優しくなめてくれたこと。 まだまだ、さっきの夢の
ように思い出されます。
 
家に帰してあげましょう、獣医のその提案で、せめて最後は自分のお気に
入りの毛布の中に包まれて休ませてあげようとしました。 帰宅後しばらく
して、ゆっくりと首をあげて小さな声で、小さなちいさな遠吠えをして、1時
間程で、逝ってしまいました。 あの時、外へは聞こえないはずなのに、
近所の犬たちが一斉に遠吠えしていました。 きっと最後の挨拶をしていた
んだね。 それにきっときっと、まだ帰宅していない主人に聞こえるように
呼んだんだね。 最期は手の温もりを感じながら、ついていてあげられて、
よかったのかしら。 十戎にもあったけど安らかに受け入れたように、本当
に安らかな寝顔だった。 

 ささやかに葬儀を営み、火葬のためお迎えに来てくれた方が、かわいい
あなたの姿を見て、本当に辛い別れですね、そう言って一緒に涙してくれ
た。 本当にまだ早い、予期していない最期でしたから。
3日間は本当に火の消えたような家族でした。 悲しんだら成仏できないもの
だ、昔から言うけれど、でも悲しいのだから、思いっきり大人も子どもも
涙しました。 あなたが本当の家族だったから。
本当の子どものようだったから。 だからこんなに身を削がれた様な感覚が
消えないのだろうね。
 最期まで私たちを愛してくれてありがとう。 私たち家族も、あなたへの
愛情を忘れない。 いつかこの悲しみがもう少し軽くなるといいのだけれ
ど、まだまだ、時間が掛かりそうです。 
いつかはどこかでまた会える、そう思ってます。 本当にその時は探して
飛んできてくれるかしら。 その時まで、さようなら。 


 

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