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事務長インタビュー 第7回 能登川病院

2013年05月31日

~ 始めに ~

東近江市立能登川病院

第七回目の事務長インタビューは滋賀県東近江市、市立能登川病院をご紹介します。
今年の4月、市内に新しく東近江医療センターが開設しました。市内の救急を一手に担う病院が完成した事で能登川病院はこれからの方向性を模索しています。今回は桂田事務長に市立能登川病院の今、そして未来、地域についてなど伺いました。

■ 能登川病院にはどういった経緯で入職し、事務長に就任されたのでしょうか。■

現在は市町村合併により、東近江市立能登川病院となっておりますが、平成18年までは能登川町立能登川病院という名称でした。私は能登川町の職員として当時の能登川町役場で勤務しており、平成13年ぐらいに人事異動で事務としてこちらの病院に来ました。その後、人事異動で病院を離れ、市と町が合併した時は市役所で勤務していたのですが、合併に伴う人事異動で再度こちらの病院で勤務する事になりました。その際、事務長として着任し、現在5年目になります。

■ 現在の医師構成や大学医局との関連について教えてください。 ■

総合健康センター「なごみ」

医師の採用に関わる様になったのは、事務長になってからです。何よりも困ったのは医師の確保です。大学医局も人員確保が難しい状況の中、医師派遣をお願いしなければならず、足を運びました。現在常勤の医師は4名ですが、全て大学とのつながりのある先生方です。非常勤の医師では、整形外科、耳鼻科、皮膚科、小児科については大学からの派遣ですが、脳神経外科や外科といったところは、近隣病院から派遣していただき、診療を行っています。

■ 公的病院として市立能登川病院の役割について教えてください。■

この病院では以前整形外科、外科、眼科の常勤医師が在籍し、手術も行っていました。その為、能登川病院は所謂地域の急性期病院としての位置づけでした。しかし、その後整形外科、眼科の常勤医師が退職し手術が全くできなくなりました。医師不足は市全体の問題でもありますが、近隣地域でも同様でした。そこで今年の4月、東近江市内の旧八日市地区にある国立滋賀病院を東近江総合医療センターとして開設しました。そこへ医師を投入する事で近隣地域の急性期医療を担っていく体制作りを行っています。その中で能登川病院は急性期を終えた後の回復期、あるいは維持期の患者を受け入れる。あるいは隣接する近江八幡市の総合医療センターでも急性期医療を行っているので、そちらの回復期の患者についても能登川病院が在宅復帰に向けての治療、リハビリを求められています。

■ 在宅医療についてはどの様に対応されているのでしょうか。■

当院で在宅医療は、訪問診察、訪問リハビリを行なっています。訪問看護については病院の隣に看護協会の訪問看護ステーションがり、そことの連携でやっていこうという話が出ていますが、現在は行っていません。

■ どういった患者様が来院(入院)されているのでしょうか。■

手術室

地域の高齢者が多く、入院患者の年齢は70~80歳台の方が大半です。消化器系、肝臓系の方が多いのではないでしょうか。病床は元々120床でしたが、医師、看護師不足で、21年7月から稼動は60床、入院患者が現在約40名です。今後はレスパイトの患者を積極的に受け入れていこうと考えています。

■ これからの能登川病院について教えてください。■

周辺の医療機関との関係性からは回復期、慢性期の患者を受け入れる事が一つありますが、病院としては医師が増える事でもう一度、急性期病院として展開したい思いはあります。例えば外科、整形外科の患者が来た場合、やはり地元であるこの能登川病院で手術をしたい、というのが本音です。新しく医療センターは完成しましたが、ここからでは距離があります。そこでせめて地元患者の2次救急レベルまではこちらで診たいと考えています。その第一弾として今年の4月から嘱託契約ですが、月曜~金曜までの時短勤務で眼科の先生に外来と白内障オペをしていただける事になりました。平成19年からオペは全てストップでしたが手術室も改修し、眼科の手術器具も全て更新しました。そして6月を目処に再開したいと考えています。

■ 医師とメディカルスタッフとの間で何か取り組まれている事はあるのでしょうか。■

例えば管理職会議では医師、メディカルスタッフ、事務一体で年に数回、懇親会や会議を行なっています。勿論病院全体の懇親会も行なっていますがそれ以外では今後、能登川病院をどう活性化していこうか、という検討委員会を作って議論を行なっています。『みんなで創る能登川病院』、MTNプロジェクトチームという名称で12~13名が議論しています。このメンバーは医師、メディカルスタッフ、事務といった部署から自発的に参加しています。患者からのアンケート、クレームを集め、徹底分析する所から始めます。そして、どういうニーズが地域にはあるのだろうか、という事を議論しています。

■ 患者との関わりで何かイベントはされるのでしょうか。■

看護の日 コンサート

看護の日に地域の方に病院に来ていただいて健康チェックを行なっています。昨年までは、病院スタッフのみだったのですが、今年から地域のボランティアと合同で規模を広げ、より多くの方に来ていただけるよう、現在準備しています。能登川地区には『能登川まちづくり協議会』という地域の協議会があり、メンバーの方々が能登川病院をとても応援していただいています。こういった背景には市内公立3病院の再編があり、その一つが東近江医療センターの開設、もう一つの市立病院が有床診療所となり家庭医療を中心とした医療への転換が決まっています。能登川病院だけが方向性が定まっていない、そんな中で、この病院をなんとかして応援したいという気持ちが地域で起こっています。とてもありがたい話で感謝とプレッシャーを感じております。

■ 東近江市はどういった所なのでしょうか。■

能登川病院がある東近江市は人口118000人、鈴鹿山系から琵琶湖までの広い地域にあります。その中で当病院はJR沿線にあります。JR京都駅から病院最寄りの能登川駅までは新快速で約40分です。守山市、野洲市までを通勤圏と考えられる先生が多いと伺いますが、野洲駅から能登川駅までは約10分です。

関西一の大水車

魚釣りが好きな先生であれば、病院から車移動約30分で渓流釣りができます。また、能登川地域には内湖があり、ヘラブナやモロコが釣れます。モロコについては土曜、日曜に他府県からも釣り客が来るぐらい有名なポイントです。そこには直径13メートルの関西一の大水車があります。そして琵琶湖までは車で約10分、バーベキューができます。自然には恵まれており、春は桜、夏は永源寺や琵琶湖でキャンプができます。冬は年間20センチぐらいの積雪が年に2~3回ありますが除雪も進んでおり、通勤には問題ありません。ちなみにスキーをされる場合は車移動約1時間でスキー場に到着します。

■ 最後にご覧になっている先生に一言お願いします。■

4月から新しく医療センターが開設し、その後方支援を担う役割もありますが、決して急性期医療を諦めた訳ではありません。ただ、急性期医療といいましても、都会の様に頻繁に患者が来院し、常にオペをといった事はありません。例えば都会で急性期医療をされていた後、少し自分のペースで働きたい、ゆっくりと患者と向き合ってみたい。という先生大歓迎です。またフルタイム勤務が難しい子育て中の女性の先生には時短勤務も可能です。患者も地域の高齢者ばかりで穏やかな方が多いです。また、こういった事をやりたい、という希望があれば是非ご相談ください。できる限りのサポートをいたします。是非一度お問い合わせください。

本日はありがとうございました。

能登川病院の募集はこちらより

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