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2008年07月23日
6月中旬、チャド東部国境地域に沿った村や町が、政府と反乱軍の新たな武力紛争が再燃し、多大なる被害を与えた。またこの地区では、以前からチャド・スーダンの国境の両側からの武装集団が駐留し状況が不安定になっており、スーダンのダルフールからの難民や、チャド人の国内避難民、そして以前からの住民に、戦闘による人道的被害が多発している。
この地域で活動している国境なき医師団(MSF)のチームは、負傷者へ緊急医療援助を提供して様々な対応と処置をしている。
ドグドレという地域では、戦闘によって負傷した15名がMSFによって治療され、うち2人は、MSFによって州都であるアベシェへ空路で搬送。1人は銃創を、もう1人は激しい暴行によって生じた骨折の処置である。
また6月19日には武装グループがドグドレに在留するMSFチームを襲い、強盗を働く。その影響で一時的に全チームがアベシェへ退避したが、現在はMSFの現地スタッフが同地域の医療援助プログラムを維持している。
ゴズ・ベイダでは6月14日に爆撃と戦闘によって負傷者がでる。1万5千人を越えるチャド人の国内避難民があるガシール・キャンプには被害はなかったが、MSFチームは地元病院で27人の負傷者の治療を施す。負傷者の大半は弾丸によって負傷である。
アドレでは6月16日〜18日にかけて、アドレ病院に在留するMSFの医療外科チームが35人の負傷した戦闘員を治療した。
また、同国首都ンジャメナで武力衝突が勃発した時のため、治療体制を整えており、MSFは外科チームを首都のボン・サマリタン病院内に設置した。医療および手術用キットは配置され、医薬品もンジャメナ最大の国立中央搬送病院確保されている。
ボンゴールでのプログラムでは、医療用品や救援物資を搬送トラックに積載されており、援助物資を発送する必準備が整っている。さらに、MSF外科チームの1つがヨーロッパで待機状態で、武力衝突に備えチャドへ向けて派遣体制がとられている。
また、戦闘によっての人々の避難を想定し、クセリ市(ンジャメナの西15kmの隣国カメルーンの国境の町)では援助用の物資や水、衛生設備を保管している。
この様に危険が混在する地域で、人道支援続け、戦闘によって負傷や病気に対して、治療を施している。また戦闘が激化した時の対策もとられている。