医師転職TOP> 過去コンテンツ> 医療ニュースフラッシュ>血圧測定を両腕行うことで、病気発見に有効となるか
2012年02月02日
この寒さのせいで軒並み血圧が上昇している患者さんが病院を受診されます。
この血圧に関して、血圧は左右の腕でそれぞれ測ったほうがいいという研究結果を、英ペニンシュラ医科歯科大などのチームが30日付英医学誌ランセット(電子版)に発表した。
左右で血圧の差が大きいと、手足や脳などの血管の病気の危険が高いことが分かるとのことだ。
研究を発表したチームは心臓が収縮するときの血圧(最高血圧)を扱った28の論文を調べた。
左右の血圧の差が15mmHg以上あると、手足の動脈が狭くなったり、動脈硬化が進んだりする危険が2.5倍になり、認知症などにつながる脳血管障害が起きている危険も1.6倍になっていたという。また循環器の病気で死亡する危険も1.7倍だった。
重要なのは血圧の差であり、左右の腕のどちらが高いかは人によって異なるそうだ。
論文には「臨床的に意味がある左右の差の理由はよくわからない」としているものの、今回の結果は、左右の血圧の差は手足の血管の病気によるとする欧州高血圧学会と欧州心臓学会の見解を裏付けるものとなっている。
現在、動脈硬化を調べる方法として足首で測った血圧と腕で測った血圧の比較が行われているが、チームは両腕の血圧測定を検診などに取り入れることを勧めている。