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医療ニュースフラッシュ

2007年10月20日

問われる患者のモラル

佐賀県医師会が、県内の医療機関に過去10年間、患者から暴力行為など乱暴な被害を受ける院内暴力の被害調査をしたところ、約40の医療機関からおよそ210件の被害報告があったとのこと。
未回答の医療機関が多くその実態は不明な点も多いが、恐喝・暴力・セクハラなど様々な現場の実態が浮かび上がった。

近年の患者の意識の変動を背景に日本医師会が7月に各都道府県医師会に院内暴力の事例を照会し、佐賀県では病院・診療所など689の医療機関に調査を行った。

その調査の結果、蹴られる・殴られるなどの身体的な暴力行為や、診療に対するクレームで金銭を要求される恐喝行為、施設の物品を破壊される器物損壊行為、その他看護師に多い被害としてはセクハラ行為からストーカー行為まで、様々なケースの被害状況が挙げられたとのこと。

回答のあった医療機関の数と、実際の医療機関数を見比べると回答があった医療機関は1割にも満たないが、まさに「氷山の一角」といえるのではなかろうか。
権利意識だけが先行し、相手に対し理不尽な要求をしたり、それが受け入れてもらえない場合の言葉や力による暴力というのは医療機関に限らず日常的に様々な場所で目にすることができる。
勿論、何らかの病気や怪我から来る不安定な心理状態を原因とする患者さんたちもいるが、上記の事例はまた別のものであろう。

タイトルに「患者のモラル」と銘打ってはいるが、いち人間として、自分の品格を貶める行為をする前に、よくよく考えてほしいと思う今日このごろである。


 

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