医師転職・医師求人

プレスリリース | よくある質問と答え | お問合せ | サイトマップ


医療ニュースフラッシュ

2008年06月05日

心疾患患者2時間をかけて搬送

 岩手県の宮古病院では心疾患の救急を受け入れできず、峠を越え2時間かけて盛岡へ運ぶ。

 盛岡市から東へ約100キロ・メートル、三陸海岸に面する岩手県宮古市にある県立宮古病院。
 昨年7月、3人いた常勤の循環器内科医が、大学病院の医師引き揚げなどでゼロになった。地域の心疾患診療が危機に陥ったため、宮古病院では政府の緊急臨時的医師派遣を受ける事になる。盛岡赤十字病院から週1日、済生会横浜市東部病院から週5日、派遣の応援を半年受けていたが、現在も常勤医は確保できなく、非常勤医が週3日勤務し支えている状態である。

 このような、臨時的な医師派遣制度は昨年政府がまとめた緊急医師確保対策の一つである。各都道府県の要請を受けて、国の地域医療支援中央会議が派遣の是非を検討し、全国規模の病院グループなどから医師を一定期間派遣する。これまで北海道や大分県など5道県7病院に実施された。
 また政府が昨年5月に打ち出した緊急対策では、勤務医の労働環境の是正(連続勤務)と女性医師への労働環境整備も盛り込まれ、医学部定員の臨時増も認められた。これによって今年度の入学者は北海道や東北などで168人増えている。

 しかし現在問題となっているのは病院からの勤務医の流出である。これを受けて、兵庫医療大の松田暉学長は、診療科別の医師の偏在にも踏み込んでいないと指摘。医師が診療科を自由に選べる日本の仕組みが偏在を助長している。診療科ごとに必要な医師数を算定したうえで、専門医制度と組み合わせ、診療科に定員制を導入するべきではないか」と提案している。

 このように医師の自由を尊重するばかりではなく、今後の医療確保のビジョンを明確にし、制限を設ける事が必要ではないだろうか。地方や僻地の医療確保の期待が見込まれた上で、医師の自由を尊重するといった対策がなされる事が、今後重要な課題となってくるのではないだろうかと考える。


 

| 個人情報保護方針 | ご利用にあたって | 推奨環境 | 会社案内 | 広告掲載について | リンクについて |