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医療ニュースフラッシュ

2008年06月17日

煽るようにも読み取れる医療事故関連報道

ただでさえ、人に何かを伝えるのは難しいことである。
自分の意思・気持ちを伝えるにしても、使用する言葉やタイミングを間違えると、相手に誤解や間違った認識を植え付けることになる。
以下は、ある報道機関のニュースから引用するのだが、医療に携わる方々にとってどのように映るのだろうか。


『「医療事故再び増加」
 2007年中に全国の警察に届け出があった医療事故は246件で、2年連続で減少していた前年から再び増加に転じたことが、警察庁のまとめで分かった。被害者側からの届け出増が目立っている。同年中に警察が刑事事件として立件した医療事故は92件に上り、4年連続で90件を上回った。

 昨年の届け出件数は、前年比29%増の246件。医療関係者からが同19%増の194件で全体の約8割を占めた。被害者や遺族、弁護士など被害関係者からは43件と前年(21件)から倍増し、医療不信の根強さをうかがわせる。報道などによる「その他」は6件から9件に増えた。』

以上、引用である。

以下は私見だが、いくつかひっかかったことがあるので駄文ではあるが箇条書きに起こしてみる。

1、医療機関からの届け出が増えているのは、権利意識が高まる昨今、医療訴訟などトラブルから身を守り回避するための意識が広がっているからなのではないだろうか。
2、「被害者」と断定してしまうのはどうだろうか。産科での駆け込み出産やコンビニ受診、モンスターペイシェント…何か、おざなりにされてはいないだろうか。
医療不信とは言うが、わからないでもないが、この場でそう表現するのは一方的にも受け取れる。
3、報道などによる…ということが拍車をかけて、医師が自らの身を守らなければならなくなっている現実は、どうなるのだろう。報道は正義なのだろうか?
「医師不足」をも報道していることを考えると、何か矛盾しているように思う。

報道は難しい。「警察発表による」という事実のみを報道しているだけのことだとは思う。
しかしながら、上記の報道文中に、医療者への不信を募る文章はあっても、医療者を守る表現はないと感じるのは私だけなのだろうか。

一般人がその記事を読んで、間違った認識を持たなければ良いが…


 

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