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医師転職サイトドクターズアヴェニューHOME > 転職コンサルタント勝手にお語り集 > 第2回 医師免許
難関国家試験の代名詞ともいえる、医師国家試験。
6年間の医学課程修了後に待ち受ける、医師となる迄のクライマックスといえる難関である。
一般的に狭き門のイメージがあるが、最終合格率約4%の司法試験と較べ、80%強と決して低い数字ではない。内実は、医師国家試験の合格率が大学医学部の表看板となるため、国家試験までの学内試験により受験者を調整する例も珍しくないという。このように目指す側、育てる側ともに多大な労力を必要とする医師国家試験であるが、近年大学受験で「医学部シフト」と呼ばれる受験生増加現象が起こっている。
医学部出願者は昨年度で10万人を越え、東大・京大等難関大学理系学部への受験を抑え、地方国立大学医学部への受験者が増加傾向にある。内情として、不況など外的条件に影響されない安定した人材の需要、高額な報酬、資格そのものに定年制度が設置されていないことなどがあると見られている。ここに加え、医師を扱ったテレビドラマや本などの影響も依然強いと思われる。医師不足が懸念される現況から考えると歓迎すべき現象ではあるが、特に不足している産婦人科・小児科・脳神経外科などの診療科へ進む学生が増えるかは医療を取り巻く背景も絡み、安易に安堵すべきではないだろう。また、都心での就業を望む医師・医学生も依然多く、この点も医学生の増加が医師不足という現状を打破するわけではない象徴でもある。
国民が重視する「医療の質の向上・安全の確保」という点で、これまでのように終身制医師免許ではなく、米国式の更新制度の必要性を挙げる意見が多くなってきている。自己研鑽と臨床重視を背景にした意見であるが、現在の医師不足による超過密労働、拘束時間が長期化からくるゆとりのなさの中、医者にとって過酷な負担となるのは疑いようもない。
医療を取り巻く状況が変わり行くなか、医師免許の動向に近く変化が起こることは間違いないだろう。