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事務長インタビュー 第10回 奥沢病院

2014年02月17日

【初めに】

第10回の事務長インタビューは、「医療法人 柏堤会 奥沢病院」で、東京都世田谷区にある94床の病院です。
今回は、医師招聘担当者の岡本事務長に、求人はもちろんの事、病院の特色や普段お伺いできないような事務長ご本人・院長についてのエピソードまで様々な事をお伺いしました。

【環境などについて】

・奥沢病院の周辺はどのような地域でしょうか。
世田谷区の中でも大田区よりに奥沢は位置します。大田区もそうですが、奥沢は高齢化が非常に進んでいるという地域柄なります。田園調布などもそうですが、昔から住まれている方が非常に多い街です。マンションが出来ているのでここ最近は若い人も住まれています。ただ、若いといっても土地の値段が高いので結構それなりの方が住んでいます。20代で住めるかっていうとそういう場所ではないです。街自体が活性化しているのは区は変わりますが、奥沢に近い自由ヶ丘では若い方が多く住まれています。

・地域における奥沢病院の役割について教えて下さい。
当院は94床の小規模な病院でありながら、近隣に大学病院ですとか国公立病院があるので、その中での役割というのはやはり地域密着型を掲げてクリニックや開業医さんなどと連携しながら医療を提供していく「地域密着型病院」という位置づけです。大学ですぐに手術が出来ないですとか、大学病院で順番待ちになる症例であれば、二次救急としての受け皿になれる、または、クリニックなどで医療機器を必要としている施設があれば利用して頂けるというような病院です。あくまでも地域密着型という事を院長筆頭に打ち出している病院です。

・どのような患者層が来院(入院)されていますか。
やはりご高齢の患者さんが多いです。例えば呼吸器管理が必要な患者さんからご高齢で整形の手術が必要な患者さんなどが多いです。大学病院の整形症例における手術症例というのは、若い方で治癒を目的としている方がまず最初にあがってきますが、地域密着型でやっている病院としてはご高齢の頸部骨折などをここで行なっています。また、大学で手術をした後の入院治療を目的とした受け皿になっている病院です。
この辺りは生活保護の患者さんとかはいらっしゃるんですか?
0ではないですが、地域柄そんなに多くはないと思います。いるかいないかでいうとそういう方もいらっしゃいますし、そのような方もクリニックからの紹介を受けたりという事もあります。ただ、反対に地域柄、個室を希望される患者さんは比較的多くいらっしゃいます。
例えば、有名な方も来られたりするんですか?
外来は来られますが入院される方はいないですね。この間も外来で来られていました。小児科もありますので、お子さんを連れて来られて、すぐ診てもらって帰る事が出来るという点では重宝されていると思います。

【病院について】

・奥沢病院の強みを教えて下さい。
強みは診療というカテゴリーよりも、やはり職員数も150名程とそんなに多い病院ではないので全員が顔を見て仕事が出来、コミュニケーションが取りやすく、スムーズに話が通るという事が一番の強みです。大きい病院に行けば高度な医療機器があるという事が強みになってくると思いますが、地域密着型という事を売りにしている中で、対患者様と顔を見て診療が出来るという部分も強みだと思っています。また、連携医の先生方との地域連携のパイプといった所では利用してもらえるような地域連携も作っています。
例えば150名程の職員数でしたら、看護部長ですとかトップの方の名前は覚えていらっしゃるんですか?
覚えていますよ。ただ、まだ来て4カ月なので全部は覚えていませんが、だいたいは覚えています。病棟とかに行って会話をする時に名前で呼ばれるのと呼ばれないのとでは違うんのでそこは覚えなくてはいけないと思っています。先生も10人足らずの病院ですので、コミュニケーションは取りやすいです。また、スタッフ間のコミュニケーションは頻繁にあるので、検査技師や放射線技師とのコミュニケーションをとりながら治療を進めていくという事も当院の売りだと思います。

・これからのビジョンや戦略について
直近でのビジョンは医師の充足というところから入ります。現在、外科医師の退職があるので、特に外科といったところのチームを再編成していく事で地域医療に特化していくという事です。将来的なビジョンとしては建物の老朽化が進んでいるので、新築できるようには徐々に動いています。その2点が今の奥沢病院における目標です。

・現在の医師構成についてお聞かせ下さい。
若い先生が育成される機関ではないので中堅、ベテランになりますが、40代中盤の先生が一番若い先生になります。それ以上になると60歳近い先生方で構成されています。年齢的にいくと45歳~60歳の中に10人の先生が詰まっている形です。30代の先生を迎えいれない医療機関かっていうとそうではないですが、先程から申し上げますように地域密着型でやっているので自分自身で展開していける先生であれば良いんですが、まだ誰かの下についてやっていきたいといった医療機関ではないなとは思っています。現在、院長、副院長含めて内科が3名、外科が2名(1名12月で退職するので)、整形が2名、小児科が1名といった常勤構成です。

・医局の雰囲気などはどうですか
医局はこじんまりした感じです。小さい病院の医局なので科別で分かれているのではなくて、全部の先生がそこに集まっている感じです。副院長もそこもいますし、朝必ず顔を合わせられる状況です。今そのような医局の方が多くなってくるのかなとは思います。小さい病院さんですが、医局秘書とかはいないんですか?医局秘書はいないですね。総務が色々やっています。
医局秘書がいないと例えば「ポストに出しといて」など全て総務がやっていらっしゃるんですか?
そうですね。ただ、先生方も自分達で作った物を医事課に持って行ったりと動いてくれます。大学病院等は医局に置いておけば集配とか来てくれるイメージがると思うんですが、小さい病院でそれぞれが動いているので先生方も頭ごなしにこれやってとかではなくて自分達から足を運んでいらっしゃいます。また、副院長も総務課に来て話をして帰るし、こちらから行って話をしにいきますし、呼ばれてここに来てという医局ではなくて先生方も自分達で足を運ぶといった感じなので、コミュニケーションがどんどん取れていっていると思います。

【事務長ご本人について】

・医師採用に携わった経緯や、どういった経緯でTMGに入職されたのですか。
医師採用に携わった経緯は、私自身元々総務畑で仕事をしてきているので、入職してから人事等の業務に関わらせて頂いていました。その延長の中で医師だけではなくて病院職員の採用も携わらせて頂いていたので、役職的に医師の招聘という所に自然と関わるようになりました。小さい病院ですから役割として医師招聘という部分に今は特化しています。 TMGに入職した経緯は、元々昭和の時代にコンピューターがメジャーではなかったんですが、その中で病院では「医事コン」というコンピューターが導入されてきている狭間で、手書きのレセプトからコンピューターでレセプトを作るという流れになってきていた時代でした。元々、コンピューターを触りたいというのが一番最初のとっかかりでした。それで仕事を探していたところ医療事務もコンピューター化されていく時代だと話を聞いて、そのような仕事もありかなと思い、就職を決め、配属されたら総務課だったという形です。これでいいんだろうかと考えた時代もありました。しかし、昔はお医者様という時代があったんですがだんだん昭和から平成に代わっていく中で患者様を中心に病院が動いて行く流れになりおもしろいなと思った点と、総務に携わらせて頂く中で、人事とか人を採用する仕事等が自分に合っているかなと思い現在もこの仕事をやらせて頂いています。

・医師採用及び人事での苦労や注意点を教えて下さい。
苦労は一杯あります。採用に際しての注意点は先程申し上げたように小さい病院の中で病院全体が一つのチームとしてその輪の中に入ってもらえる先生がどうかという事をまず判断させて頂きます。「自分だけでやっていく」という先生ですとやっぱり波長は合わなくなってしまうので、この病院に合うかどうかというところを一番考えます。例えば内科だったら内科だけをやるのではなく、病院全体を見渡して頂ける先生かという所を見さして頂いています。何を隠しても老朽化はしているし患者層だけを見ても、外科で言えばそんなに手術症例が多いわけではないので、その中でこの病院でもいいよと言って頂いて、チームに入ってくれる先生かどうかを見極めています。
一番の苦労はないですか?
今のところはないですが来てくれるかというところはあります。大きな売りがないので・・・例えば心臓血管外科をやっているとか、透析専門でやっていますとか売りがあるわけでもないですし、医療機器をみてもMRI3.0Tが入っているとか64チャンネルのCTが入っていますとか、オペ室でもこういう医療機器があるとかいう売りがあるわけではないので、それを理解して頂ける先生を採用する事が一番ではないかと思いっています。この病院の売りとしては地域密着型ですよという事が言えますが、先生方がまずそれを目的に来るかどうかというのがありますよね。
ただ、手術が出来ない病院かというとそうでもないし医療機器がないかっていえばそうでもないですが、最先端のなにかがあるかっていうとそうでもないので、今あるものを使いこなしていくという先生にはなってしまいます。そう考えると採用に関しての幅は狭まってくるとは思います。

【院長先生について】

・院長先生のお人柄についてお聞かせ下さい。
地域を大切にする先生です。元々30歳後半でこの病院の院長になられて、奥沢という地の医療をしっかり守っていくというコンセプトから現在もぶれる事なく行なっています。患者様からの問合わせだったり、全て答えられるようにやってきた院長ですので、信頼は厚いと思っております。お人柄は温厚な先生です

・院長先生と岡本事務長に関わるエピソードは何かございますか。
まだここに赴任して4カ月なので何か手を組んで院長先生と作り上げたというのは私自身まだないですが、ただこの病院が17年前に立ちあがる時に、私は田園調布の病院で勤務しており、その当時院長先生は田園調府布の病院との連携の中でお仕事をさせて頂いておりました。その時に総務課としてマネージメントに関わっていた時からお世話になっていた先生なので、私の事も少なからずは知って頂いている先生ではありました。昔から田園調布の病院と奥沢病院は連携が強かったので病院間で色々やりとりを行なっており、非常に親近感がありました。これから院長と病院を作り上げていくという段階ですので、まだエピソードという程のお話しはないです。ただ、私が言うのもなんですが、日々院長と会話している中で、非常に院長を頼りにしているところがあります。

【今回の募集について】

・改めて今回の募集内容と募集の背景を教えて下さい。
外科に関しては現在在籍している先生の退職と言うところでの募集です。お一人は60歳を超えられている先生で、元々、在宅や緩和の方に転向されたいと希望があったという事と、入職された先生が急遽退職してしまったというのが募集の背景です。後、現在、総合内科という形で募集をしています。救急で来られた患者さん等の診療科に振り分ける前のファーストタッチをしてい頂ける先生を求めています。募集の背景としては今まで院長が行なっていた事の代わりになる先生がいればいいなというところでの募集です。

・ご覧になっている先生に一言
94床の病床数で、診療科としては内科、外科、整形、小児科といったところの小規模な病院で、先程から申し上げております通りチームとして入って頂ける先生に是非入職して頂きたいと思っております。病院の雰囲気ですとかは足を運んで頂かないと病院の特徴などは分からないと思うので、一度見に来て頂けると病院の雰囲気は理解して頂けるかなと思っています。大きい病院などは病床数400床で、医療機器はこういう物がありますという所も含めて、病院を選ばれる先生もいると思いますが、94床のこのような病院ですと、そのような病院と同じように並べてあっても、多分見向きもされないんじゃないかと思う事があります。なので、一回足を運んで頂いて、雰囲気を感じてもらう事によって病院の良さを分かって頂けるのではないかと思っております。病院見学に来て頂いてその中で「この病院だったら雰囲気はいいな」など感じとって頂くのが一番いいかなと思っております。面接じゃなくても良いので、是非一度足を運んで下さい!

本日はありがとうございました。

奥沢病院の募集はこちらより

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