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事務長インタビュー 第15回 医療法人 光輪会

2014年12月24日

2014年12月24日

~始めに~

今回のインタビューは、有料老人ホームやグループホームなど施設中心の訪問診療を行っている医療法人光輪会です。約10年前、関西にて在宅医療を中心としたクリニックを開設し、現在では関西に5件、横浜に1件のクリニックを運営されています。老舗の在宅支援診療所ということで、新規で訪問診療を始める医療機関が見学に来ることもあるそうです。どのような診療を行っているのか、本部長の甲斐様にお話をお伺いしました。

※光輪会の医師&看護師の方々です

■医師の採用をご担当されていかがですか。■

学校を卒業してからはずっと一般企業でサラリーマンをしていました。医療業界は光輪会が始めてですが、2008年からですので、もう6年になります。それまでは採用も含め、マーケティングや営業の仕事を長くしていました。
一般の方と違い、ドクターは専門職を長くされているからか、個性的な方や、面白い方もいらっしゃいますね。しかし採用に関しては一般企業も、医療法人のドクターの採用も、大きく変わらないですよ。
今までの採用で特に印象深かったのは、今もずっと一緒に仕事をしている関東の先生ですね。初めて会った時はカジュアルな服装、話し方もフランクで、自分の中に持っていたお医者さんに対する先入観がまったくもって壊されました。今、そういう意味で、患者さんにも家族さんにも、もちろん施設の方々にも人気があって、喜んでいただいています。ずっとお付き合いさせてもらっているのもあり、その先生との出会いは大きかったですね。お医者さんと言ってもいろいろな人がいるんだなと感じました。
あとはやっぱり理事長の情熱的で真摯な態度に大きな感銘を受けました。

■理事長はどのような方ですか。■

理事長は光輪会で一番長く、もう10年近く在籍しています。脳外科が専門で「在宅をやってみたい」ということから、週2回アルバイトに来られていました。そこへ「どうしても常勤医になってほしい」とお願いをして、入職してもらいました。終末期医療の遣り甲斐、大切さを知られたのが大きな理由のようです。いまは内科の仕事のほうが多くなっています。その為の勉強は相当されたと思います。
お人柄はスマートでね、スタイリッシュです。真面目で全力投球型で、自分たちが必要とされているときには、全力で応えようとしています。患者さんや施設のスタッフに愛情を持って接していますよ。
性格は気さくで、お話が大好きな方です。今45歳。活発で、休日は趣味の魚釣りに出かけたり、旅行にも行かれているようです。

■光輪会についてお聞かせください■

 

有料老人ホームやグループホームなど高齢者施設への訪問診療に特化してやってきており、その中で医療の質、従業員の質を一番に考えています。
今80歳代、90歳代の方というのは、第二次世界大戦の後、今の日本を作った人たちですよね。その人たちが老人ホームに入居される年齢になられています。その人たちへ今の我々が幸せに生きていられることを感謝しに行きましょう、というのが理念です。
エンドステージを迎えられた方に、いかに感謝の気持ちを持って接するか、という事を前提に、法人経営を考えなくてはいけません。スタッフに「患者さんを愛そう」と伝えるには、法人が従業員を愛さなければ無理な話ですよね。
スタッフ全員が頑張ってくれているから、光輪会がある。それに対して、経営者がどうお礼をするか、感謝の念を持ってスタッフに接するかを一番大切にしているのが、会長の考えです。

■訪問診療についてお聞かせください。■

「病院ではなく施設で最期を迎えたい」という話を患者さんや家族さんとして、先生や看護師、施設のスタッフも、みんなを巻き込んで「最期までお世話しましょう」と決めて、お世話している内に、すーっと亡くなられていきます。
家族さんに感謝していただいて、うちの看護師も涙を流して……という日々を10年やってきています。皆それぞれ、いろんな思い出や思いを持ってやってきていますよ。
先生にも喧嘩口調だった人が口調も変わって亡くなられたり、等いろいろあります。
皆さんいい最期を迎えられていますね。
だんだん状態が落ちていった際でも、そこから頑張って、最期に一時期だけでも食べられるようになったり、食べられないけど口に入れたり等、毎日「今日はこうだった」「明日はどうだろう」とみんなで話をしながら仕事しています。
プロ意識とチームワークが高いスタッフばかりですよ。患者さんに、家族さんに喜んでいただけるよう、相談しながらいろいろ工夫して取り組んでいます。

■具体的な勤務内容はどのような感じですか。■

 

今、関西には10人、横浜には2人の先生がいます。
ほとんどが40代で、全員アラフォー世代です。年も近くて意見交換しやすいので、雰囲気はとてもいいですよ。
関西は特に、グループできちんとネットワークを組んでやっています。随時、電話でやりとりをし、月に2回、全員で集まって情報共有をしています。
横浜は2人の先生しかいないので毎日、往診から帰ってきたら、看護師と先生と全員でカンファレンスをやって一日の勤務内容を報告しあっています。
電子カルテで即座に情報共有できるので、いつでもどこでも、患者さんの状態がわかるようになっていますし、「私知りません」という事が全くなく、みんな勤務しています。
訪問先の介護度は3、4の方がほとんどです。
朝は直接施設へ行って、午後も往診があれば、次の施設へ行き、夕方にはクリニックへ帰ってきます。看護師さんと車2台で行く日がほとんどですね。たまに午後の往診がない時は書類整理等を行っています。連絡がつけば大丈夫なので、各々のご都合に合わせてスケジュールを組んでいます。横浜は夕方にクリニックへ帰ってきてもらっていますが、遅い時間に臨時で呼ばれた場合などは直接帰宅される日もあります。
オンコールはファーストコールが看護師、セカンドが主治医です。看取りは基本、主治医の先生が行きます。当然365日全部対応できるわけではないので、主治医の先生が動けなければ、サードコール(医師のセカンドコール)が対応することもあります。 複数医師がいますので、年末年始、夏休み、ゴールデンウィークはそれぞれ調整しながらしっかり休んでいただいています。
海外に行かれる先生もいて、今年も1週間ハワイに行かれた方がいました。それぞれが1週間近く休みを取得できるのが団体戦の強みですね。
どうしても休みたい日があれば、もちろん休んでいただき、代わりの日に勤めていただいて、先生同士、調整しながら休みを取得されています。
学会もみなさん参加されています。学会は出張扱いで、参加費は支給があります。発表される場合は交通費も支給しています。

■求める医師像について教えてください。■

最低限の経験があれば、訪問診療が初めてという先生でもかまいません。訪問診療の経験がなく入職される先生がほとんどです。最初は他の先生と一緒に訪問して、きちんと説明しますのでご安心ください。
訪問診療は医師と患者さんだけではなく、多くの人と関わるので、コミュニケーション能力は重視しています。
患者さん家族さんはもちろんですが、施設の看護師さん、ケアマネージャーさん、連携している病院、薬局、薬剤師さん等、通常のクリニックで外来をしている先生と比較すると、関わる人数が多いので、聞き出す力、本音を読み取る力、自分の思う事を正しく上手に伝える力が必要になります。

 

■今後の展望について教えてください。■

一人でも多くの患者さんに毎日を、病気ですが健やかに過ごしてもらって、穏やかな最期を迎えられるように全力を尽くします、というのが我々のビジョンであります。それに対しての戦略ですが、今年は診療報酬の改定があり、大きく点数が下がりました。それに対してみんなで苦労していますが、今後も手厚い診療ができるよう、地域密着というか、クリニックから今まで以上に近い距離での診療を続けていきます。

■最後に一言お願いします。■

診療報酬改定で、訪問診療にネガティブなイメージをもたれている方もいらっしゃるかと思いますが、お話しましたようにチームで動いていますので、お互い協力しながら、患者さんを診ていくことができます。一回お会いするだけでもかまいませんので、お話を聞いてもらえる機会をいただきたい、と思っています。病院とは違うやりがいを感じていただけると思います。経験は問いませんので、お気軽に見学へお越しください。

 
医療法人 光輪会 理事・本部長 甲斐 尚生 様

本日はありがとうございました。

関西(さくらクリニック:法人本部)の募集はこちらより

横浜(あおぞらクリニック)の募集はこちらより

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