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事務長インタビュー 第17回 松原徳洲会病院

2015年10月13日

2015年10月13日

松原徳洲会病院

~始めに~

第17回目の事務長インタビューは大阪府松原市、医療法人徳洲会 松原徳洲会病院です。近隣の急性期病院と連携する中で同病院はハートセンターを有し、循環器に強みがある病院です。今回、地域やこれからの松原徳洲会病院などについて泊谷事務長よりお話を伺いました。

 
受付吹き抜け

■ 松原市について教えてください。 ■

大阪でも有数の商業地域である天王寺のベッドタウンです。私のイメージとしては「田園が広がる都会に近い町」ですね。ベッドタウンという事で若い世代の流入は増えてはいますが、市街地と田園と分けた場合、田園はかなり多いです。その為、元々住まれている地の方も多くて、高齢者も多いです。ただ高齢化率は大阪府内の他の市と同じくらいです。
ただ農地転換が難しいからマンションは増えてないですね。

 
泊谷 壽也事務長

■ 周辺の交通事情についてはいかがでしょうか。 ■

交通の便は良いですよ。高速道路の出口が2箇所あります。阪神高速の三宅出口、近畿自動車道の三宅西出口です。それぞれの出口から病院までは5分ぐらいでしょうか。ちなみに病院から伊丹空港までは約30分、京都市内からであれば第二京阪道路を利用して約45分、関西国際空港までは約50分です。また電車であれば天王寺駅から近鉄電車を利用して最寄り駅の河内天美駅までが各駅停車で約15分です。駅から病院までは徒歩数分なのでこちらも非常に便利です。朝は皆大阪市内を向いて移動します。その為、電車、車共に病院は逆方向なので結構空いています。

■ 松原徳洲会病院の特徴について教えてください。 ■

病院の特徴としては24時間、心臓、循環器、脳神経外科、外科といった、ほとんどの外科手術に対応できます。何よりも一番言いたいのは、事務方から看護師を含めたコメディカルも含めて24時間救急対応できる体制をとっており、先生にストレスを感じさせる事はありません。近隣の急性期病院との住み分けとしては明治橋病院が脳神経外科、阪南中央病院が小児科、そしてハートセンターがありますので循環器については当院が対応しています。

ドクターカー ※循環器疾患の患者搬送で月間30回は出動します。

■ 救急の状況や今後の展望についてはいかがでしょうか。 ■

松原市は八尾市、大阪市、堺市など隣接している市が多く、また交通事情も良い事から奈良からの搬送もあります。救急搬送が多いのは北摂地域、大阪市内です。ちなみに件数は月間約300件で推移していますので年間で約3500~3600件ですが、その搬送先の割合でいうと松原市内の患者が全体の40%、それ以外は全て市外からです。当院は今の建物が築約17年で現在189床です。ただ市内、市外問わず救急患者が搬送される事から救急体制の充実をしていきたいと考えて居ます。それは松原市、また医師会の方からも要望もございますので、将来的には300床までにはしたいです。ただ、あくまでも希望でベッドは余ってないですが・・・。

遠隔操作手術支援ロボット・ダヴィンチ

■ 泊谷事務長から見て院長先生はどの様な先生でしょうか。 ■

前院長先生だった佐野先生が仙台に行かれる事になり、今年の5月1日付で新しく吉田先生が院長に就任しました。吉田先生は後期研修より当院で勤務され、長く徳洲会にかかわられている先生です。吉田先生は心臓外科の先生で、お人柄としては非常にバランスが取れている先生だと思います。先生方の話は勿論ですが事務方の話も聞いてくれます。「内科を含めた他の科があるからこその心臓外科なのだから」というお考えです。近隣の医療機関にもご挨拶に行かれるんですよ。

心臓リハ室

■ 他科の先生やコメディカルとの関わりについて教えてください。 ■

現在の医局は院長先生が49歳、各科の部長先生が40代後半、50代前半なので全体的には若いです。医師が主体となってコメディカル、それぞれが協力しています。ちなみに親睦会として年2回旅行に行きます。それ以外に当院では4月入職した全職員が1泊2日の新人研修を行います。これは初期研修医も含めて職員全てです。ここで同期という感覚が生まれ、皆仲良くなっていますね。仮に他院で勤務されていた先生が当院に4月入職された場合お声がけはします。ただ新人研修という事で年齢に差があって断られる事もあります。

■ 地域と病院の関わりとして何か行っている事はございますか。 ■

医療講演を月間30回市内に場所を借りて行っています。内容は先方からのオーダーもありますが、先生自ら発信するケースもあります。私ども事務方が会場を探し、20名ぐらいの方を対象にしています。やはり病院というのは敷居が高いので、こういった講演を行う事で患者様との距離を縮める事ができます。病院で診察を受ける事に抵抗がある方にも、こういった講演活動は入口として良いと思います。

3.0テスラMRI

■ 今回の募集について ■

今回、内科、外科、脳神経外科、整形外科の先生を募集しています。整形外科については部長2名体制で症例も十分あります。また外科、脳神経外科も同様に部長1名体制ですが、こちらも十分に症例はございますので、経験と積みたいとお考えの若い先生に来ていただきたいと考えて居ます。ただ、内科については現在常勤医師1名と非常勤体制です。常勤医師は70代で、内分泌を診られていた先生ですが現在は一般内科としてご勤務されています。先生のご負担を軽減する意味でも一人でも多くの内科の先生におこしいただきたいと考えて居ます。ご専門は問いません。若手の先生だけでなく専門医をお持ちの先生は歓迎です。現在内科病棟は45床ですが、外来と病棟を手分けしてご担当していただきます。内科に関しては今回重点的に採用したいと考えており、他科と違いご年齢は問いません。その為、勤務日数や当直の有無など、まずは先生のご希望をお伝えいただきたいです。

■ 最後にご覧になっている先生に一言お願いします。■

徳洲会の病院といえば、どうしても「忙しい」「きつい」といったイメージがございます。ただ、決してそういった事はなく、一般病院と変わりません。また、非常勤医師を含めた各科スタッフが協力する事で常勤医師に負荷をかけない様に努めています。まずは一度、私どもの病院にご見学いただき、お話をさせていただきたいです。本日はありがとうございました。

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