病棟管理の医師アルバイト
勤務形態から見たマーケット動向

外来+病棟管理という案件も御座いますが、ここでは病棟管理のみに主眼を置いてご案内いたします。
基本的に、募集科目については、幅広く内科診療が可能な先生であれば専門科の指定はあまり見られません。
また、病院の病床数や病床区分等によって、担当頂く患者さんの状況は変わってきます。勤務時間は常勤の先生と同じ時間帯になり、8時間勤務の求人が多くみられます。報酬は70,000円~75,000円前後です。
病棟管理医師が求められる目的は、大きく分けて
1.長期入院の方の日常管理と急変対応
2.術前術後管理(短期入院の方も含む)
の2つがあげられます。
求人として多いのは前者の『1.長期入院の方の日常管理と急変対応』であり、療養型病院での募集が多くなります。またなるべく同じ先生に患者さんの対応していただくことで、患者さんに安心感を与えたい理由から、週1回勤務という勤務形態は比較的少なく、週2回以上の勤務を求められるケースも少なくありません。
実際の勤務内容としては、
1.常勤の先生に外来や往診等に集中して頂くため、病棟全体の回診と急変時対応。
2.決まった患者さんを決まった曜日に診察していただく。
に大別されますが、どちらの勤務内容であったとしても、基本的にはゆったりとしたご勤務です。患者さんと時間をかけて向き合う医療をお求めの先生にはお薦めの勤務となりますので、お気軽にお問合わせください。
尚、冒頭で内科診療については専門科目の指定はほとんど無い、という記載を致しましたが、皮膚科の先生につきましては、長期入院患者さんの褥瘡管理等での需要がございます。表向き募集科目として病院が公示していない場合でも、ご提案のタイミングや条件次第ではご勤務頂ける可能性が大きい科目でもあります。ご希望の先生は是非一度弊社へお問い合わせくださいませ。
病棟管理の入職事例
病棟管理 57歳 男性 内科医
「ゆったり勤務です」というキャッチコピーの求人に対して勤務希望を示してくださったのは、現場で第一線を退いているので、あまり負担の掛かるアルバイトは厳しいということと、また、友人同士で情報交換を行うための交流の時間に費やす時間も持ちたいという先生でした。
その際、頂いたご希望は、隔週勤務で土曜日の午後から日曜日の朝まで、もしくは土曜日の午後から月曜日の朝までの日当直でした。本来は、療養型の病院に多い、外来をほとんど診ない病棟管理の仕事で、基本的に患者さんの全身管理となると、週1勤務では病状の変化に対応しきれない可能性がでてくるため、今では求人が少ない傾向にあります。
そんな中、先生が勤務できる求人をご案内するために、今ご勤務されている場所や勤務終了・開始時間を伺ったところ、通勤時間はかかってもよいが、アルバイトに向かう出発時間や勤務開始時間に間に合うところを探してほしいという内容でしたので、次の2つを提案しました。A案件は勤務時間が十分に間に合うけど、病棟管理と外来対応2~3名の案件と、B案件は勤務終了してから常勤勤務なさっている病院へ移動する時間がかかるためにぎりぎりになってしまう病棟管理のみの案件、以上の2つをご案内しました。無論、B案件の時間に関しては、病院側にあらかじめ余裕を持った時間で通えるように交渉していましたので、結果として先生はB案件を選ばれました。
給与は、B案件のほうが5000円ほど安くなってしまいましたが、先生にとっては、「ゆったり」ということが一番の希望でしたので、少々遠方のアルバイト先でも、ご納得頂けたようでしたし、トライアル勤務後に先生からも勤務が続けられそうというお返事を、病院からも問題は全くありませんという結果を頂き、ご勤務に至りました。